看護職者はこれからの時代に求められるエッセンシャルワーカー

2021年、新型コロナ第4波が押し寄せた4月に、第66回生が入学し、卒業する2023年3月の間まで、コロナ禍は収束することなく続き、第8波迄コロナとの共存を余儀無くされた2年間。幾多の困難を乗り越え、第66回生34名が卒業しました。そして、当学院に入学した最大の目的である准看護師検定試験(2023年2月実施)において、14年連続全員合格の伝統のバトンが継承されました。
66回生の年齢構成は、10代25%、20代・30代22.5%、40代25%、50代5%と幅広く、入学前の経歴も千差万別、看護助手、介護士、整体師、保育園教諭、塾講師のほか、会社員(営業職・事務職・製造業職)等々多くの方々が異業種から、心機一転、リスキリングにより資格を取得することが、これからの人生を切り開くチャンスと捉え、躊躇なく看護の道にチャレンしました。
その66回生の2年後の進路先は、病院・クリニック25名、介護・福祉施設3名、訪問看護1名、進学5名となりました。
4月からは、次の目標に向かい、それぞれの看護の道で新たな人生へと歩みを始めました。
当学院を目指す皆さんのこれからのために、当学院生の2年後の実際を見て(2023MJかけはし参照)、自分自身の将来像に准えて、ポストコロナといわれるこれからの時代に活躍する看護職者としての姿をイメージしてください。2年間で人生が変わります。皆さんのチャレンジを当学院が応援します。
※2023MJかけはし『TWO YEARS LATER 看護の道を歩む』参照下さい。

 

看護職者に求められる資質

看護職者は職業柄、様々なスキルが必要となります。看護師に求められる資質について参考にして下さい。

◆向上心 

医療業界は、日々新しい技術や情報が更新されています。資格取得に向けての勉強はもちろん必要ですが、看護師として活躍し続けるためには常にアンテナを張って新しい知識や技術を取得していく必要があります。

◆コミュニケーションスキル

患者さんに対して適切なケアを提供するにあたって、コミュニケーションスキルは欠かせません。相手の気持ちや思いを汲み取ることができ、自分の意見や気持ちをしっかり伝えることで業務効率化が実現し、適切なケアが行えます。

◆共感力や想像力

看護師のケアによって、患者さん本人や家族の不安や心配を取り除くことができます。共感力:他人の考えや意見を察知し、感情に寄り添う力 想像力:自分が経験していない物事を頭の中で思い描く力

◆責任感

命に関わる仕事であるため、責任感の強さは必須です。
少しでも気が緩んだ状態で看護を行うと、思わぬ事故を起こしてしまう恐れがあります。責任感を持って勤務することで、周囲からの信頼を得ることができます。

◆体力・精神面のタフさ

看護師として長く続けるためには、体力面や精神面でのタフさが必要です。
上手くストレスと向き合う力を高めることで、看護師として必要なタフさが身に付きます。

◆明るさ

てきぱき動きながらも笑顔を忘れず、落ち着いて穏やかに患者さんと接することができることもとても重要なことです。