看護職者はこれからの時代に求められるエッセンシャルワーカー

 真壁医師会准看護学院は、69年の永年の歴史を紡ぐ、伝統ある学院です。この半世紀を超える歴史の中で、既に2,362名の卒業生を送り出し多くの卒業生が地域医療の担い手として活躍しています。

 当学院志願者を地域別にみると、当医師会管内である筑西市・下妻市・八千代町・桜川市出身者が多く、次いで隣接する古河市・結城市・常総市などの県西地域全般に及んでおり、つくば市・つくばみらい市・水戸市・小美玉市等、県南・県央地域からも少数ながらも毎年志願者がいます。更には県境に近い栃木県小山市、宇都宮市など、通学1時間圏内でアクセス可能な各地域に広がっています。 

 入学者の多くは、医療機関や介護・福祉系の施設を始めとして、通学可能な範囲の施設などに所属し、給与収入の他、奨学金等の支援を得ながら、学んでいる生徒が多数を占めます。実際に、医療機関や施設等で働きながら学ぶ事ができる准看護学院のメリットを、多くの生徒が享受しているのが現状です。

 県・市町村・公共職業安定所(ハローワーク)等の定める各種修学資金、支援金等があり、条件が合えば在学時の経済的負担の軽減策の一つとして、これらの制度を活用することも可能です。 

 卒業後の進路は、所属する病・医院等へ就職する生徒が96%、正看等の看護学校への進学者が4%となっており、自分自身の将来像を見据えたそれぞれの進路選択をしています。

 2025年には、団塊の世代といわれる第一次ベビーブーム(1947~1949年)に生まれた方々が75歳以上の後期高齢者となるタイミングです。つまり、後期高齢者が一気に増えることになります。 高齢者が増えれば疾病を抱える方も増え、医療・介護の需要が高まることが推測されており、必然的に看護職者のニーズも高まることになります。

厚労省が発表したデータによると、2025年における看護職員の供給推計は約175万~182万人である一方、 必要とされる看護医の人数は約188万~202万人と推測されており、看護職者不足が社会問題となることが危惧されています。

また、超高齢化社会に伴い、病院等の医療施設を中心としていた従来の医療体制から、在宅や地域へと療養の場が拡大することにより、居宅訪問サービスをはじめとする在宅支援においても看護職者のニーズが高まり、活躍のフィールドがますます広がります。

 当学院では、幅広い年齢層の皆さんが医療機関等に所属して働きながら学び、卒業後は地域医療の最前線で活躍しています。是非とも当学院で学び、資格者としてのファーストステップを踏み出してください。

詳細は以下のMJかけはし2024年版をご覧ください。
▶MJかけはし_2024web (1)

 

看護職者に求められる資質

看護職者は職業柄、様々なスキルが必要となります。看護師に求められる資質について参考にして下さい。

◆向上心 

医療業界は、日々新しい技術や情報が更新されています。資格取得に向けての勉強はもちろん必要ですが、看護師として活躍し続けるためには常にアンテナを張って新しい知識や技術を取得していく必要があります。

◆コミュニケーションスキル

患者さんに対して適切なケアを提供するにあたって、コミュニケーションスキルは欠かせません。相手の気持ちや思いを汲み取ることができ、自分の意見や気持ちをしっかり伝えることで業務効率化が実現し、適切なケアが行えます。

◆共感力や想像力

看護師のケアによって、患者さん本人や家族の不安や心配を取り除くことができます。共感力:他人の考えや意見を察知し、感情に寄り添う力 想像力:自分が経験していない物事を頭の中で思い描く力

◆責任感

命に関わる仕事であるため、責任感の強さは必須です。
少しでも気が緩んだ状態で看護を行うと、思わぬ事故を起こしてしまう恐れがあります。責任感を持って勤務することで、周囲からの信頼を得ることができます。

◆体力・精神面のタフさ

看護師として長く続けるためには、体力面や精神面でのタフさが必要です。
上手くストレスと向き合う力を高めることで、看護師として必要なタフさが身に付きます。

◆明るさ

てきぱき動きながらも笑顔を忘れず、落ち着いて穏やかに患者さんと接することができることもとても重要なことです。